たーの投資日記

20年間で2億円の資産を作るために稼ぎ節約し運用します

CFDのまとめ(自己学習用)

f:id:tonryman:20200522214910j:plain

 

 

 

 

サマリー

  • CDFとは端的にいえばFXの投資対象がなんでもあるバージョン
  • 主な特徴は⑴終日取引可能、⑵ショート取引、⑶レバレッッジが掛けられる
  • 取引価格は取引所内での需給ではなく金融機関であるマーケットメイカーが提示したものから決定される
  • 基本的には実際の実物の価格と乖離はしないが、相場が大きく動く局面などでは乖離が発生する場合がある

 

 

証券CFD(Contract For Difference:差金決済)取引とは

少額の証拠金を預託し、国内外に上場する株式、世界の主要な市場の株価指数株価指数先物、債権先物等の価格を参照し取引開始時と終了時の価格差により決済が行われる差金決済デリバティブの一種

市場を介さず投資家と運用会社との相対取引によって投資する。運用会社が金融機関や取引所で同程度のカバー取引を行う事で損失を被るリスクを抑える。

 

 

CDFの基本的な特徴


細かい特徴を挙げだすときりがないが、3つに絞ると下記になります。

 

  1. ほぼ一日中取引ができる
  2. ショート(売り)から入れる
  3. レバレッジを掛けれる


メインの運用として買い・売り、レバレッジかけて取引するのもありだし、

リスクヘッジとしてショートなどを活用するのもありですし、

直接は利用しなくても取引時間外の指標として用いる場合もあると思います。

 

下記に細かい特徴も含めて箇条書きでまとめておきます。

これらはくりっく株365か、それ以外か、どの証券会社かによって異なっていくので詳細は各企業のホームページを参照してください。

  • 証拠金を預ける
  • 差金決済
  • 店頭取引
  • 様々な資産に投資する事ができる
  • 小さな単位の取引が可能
  • レバレッジをかける事ができる
  • 損失が証拠金の一定値を下回るとロスカット
  • ほぼ週7日24時間取引ができる
  • 売りから入る事ができる
  • 取引期限がない
  • 配当相当額が払われる、払う 

 

CFDの価格の決まり方

CFDは投資家と運用会社の相対取引ですが、当たり前ですが我々投資家は価格は決められません。一方で、相対取引で運用会社が価格を決めるとなると投資家に不利なのではと感じます。

くりっく株365ではマーケットメイカーと呼ばれる複数の金融機関が提示され、売値と買値から投資家にとって有利なものが選択されて決定します。

運用会社や指標によって価格の決まり方は変わってくるようなので投資するときには確認が必要です。

 

 

実際の株価や指標の値動きとの乖離

先物の場合は清算日に理論上は価格が一致しますが、CFDは清算日や基準値がないため価格の根拠は薄いものになります。

そのため指数そのものではなく先物価格に連動させるCFDが一般的になっています。

シカゴ取引所ではほぼ24時間日経225先物を取引しているマーケットがあるため、これにCFDを連動させれば24時間根拠のある価格参照が可能となります。

今後、実際の指標との乖離について検討してみようと思います。

 

 

 デリバティブにおける位置関係 

現代におけるCFDは1990年頃にロンドンで始まりアメリカは1997年、日本では2008年頃に多くの証券会社で本格的に開始された。

デリバティブにおけるCFDを表すと下記のようになる。


-市場デリバティブ:取引残高100兆ドル(2013年)

-店頭デリバティブ:同700兆円ドル(2013年)

 -金利スワップ:70%

 -以下:30%

  -為替予約

  -通貨オプション

  -CDS

  -商品先物取引

  -天候デリバティブ

  -バリアンススワップ

  -差金決済取引(CFD)

   -株式

   -株価指数

   -債権など

 

 

CFDを行える証券会社と特徴 

CFDの運用会社は大きく下記の3カテゴリーに分けられます。

それぞれ特徴がありますので各投資家の資産運用状況や方針・状況に応じて適した証券会社を選択しましょう。

  1. くりっく株365の取り扱いがある証券会社
  2. 日系の店頭CFD取扱い会社
  3. 外資系の店頭CFD取扱い会社

もし僕が今後の資産運用にCFDを利用するのであれば、株価指数は現在メインのSBI証券、それ以外の外国株や商品の取引をするのであればGMOクリック証券を利用すると思います。

 

くりっく株365の取り扱いのある証券会社

くりっく株365の概要

2010年11月からサービス開始。

くりっく株365は日本で唯一の公的な取引所(東京金融取引所)による株価指数証拠金取引です。

 「くりっく株365」は、現物の株式と同様に配当を受け取れる、日経225のほか海外株価指数も円価格で取引ができる、少額の資金から投資ができる、ほぼ24時間の取引が可能、売りからも取引ができる 、といった特長を持つ金融商品です。(ホームページ)

他の店頭CFDと違い日本当事者保護基金の対象であり、価格も複数のマーケットメイカーが提示する最有料売り買い呼び値から投資家にとって有利な値が選択されて決定されます。

取引単価は株価指数の100倍からとなっています。

 

くりっく株365の取扱銘柄

日経225、NYダウ、DAX、FTSEの4種類。

 

くりっく株365を取引できる証券会社

f:id:tonryman:20200321233834j:image

 

くりっく株365以外の店頭CFD取扱会社

 このカテゴリーがバランスが良いように感じます。海外証券会社ほどの取扱い銘柄が必要ない投資家はコストメリットから見てもこのどちらかで良いのではないでしょうか。

GMOクリック証券

店頭CFDシェアは国内1。

取扱銘柄は株価指数、商品、外国株など130以上。

海外の証券会社と比べると取扱銘柄は少ないが手数料無料であったりスプレッドが小さくコストメリットが高く、日経上場企業という安心感はある。

また、銘柄が少ないと言っても外国株では主要な企業はカバーしており、マニアックな投資家でなければ十分な投資先がある。

またGMOクリック証券のCFD取引では、日証金信託銀行と信託契約を締結する。CFD取引の証拠金を信託口座にて分別管理するため、万が一GMOクリック証券が破綻した場合にも受益者代理人を通じて投資家に直接返還されることになっている。

 

DMM.com証券

取扱銘柄はJPN225、USDJ30/USD、NDQ100/USD、SPX500/USD、GOLD/USD、SILVER/USD、OIL/USDの7。

 

 

日本で利用できる海外の証券会社

IG証券

1974年設立でイギリスに拠点を置く金融オンライン取引サービスのプロバイダー。2008年が日本にも参入し、CFDやFXを提供している世界大手。

株価指数CFDをはじめ、株式CFDでは12,000以上の銘柄に最大5倍のレバレッジで投資できる。

エネルギー、貴金属、農産物などの商品CFDもカバーしている。

 

サクソバンク証券

1992年設立、デンマークコペンハーゲンに本拠地のある投資銀行の日本法人。IG証券と同じく2008年に東京オフィスを開設。

取り扱いはIGと同様で、海外株式CFDも約12,000銘柄を取り揃える。

 

 


先物取引との主な違い

先物=CFDではありません。歴史的には商品先物取引の方が長く、日本におけるCFDは2008年からと歴史が浅いです。

先物とCDFの選択軸は①長期か短期か、②運用資金の大小、の2点が主になります。

取引時間(例)

NYダウ先物

AM8:45〜PM3:45(日中立会)

PM4:30〜AM5:30(夜間立会)

米国市場の取引時間:PM10:30〜AM5:00

 

 

先物の特徴

・取引は取引所で行われるので取引の透明性が高い

限月、根洗いがあるので長期には向かない

・取引時間は取引所が開く時間

向いている人

・大規模な証拠金が必要で用意できる

・短期でハイレバレッジで取引したい

 


CFDの特徴

・24時間ほぼ取引ができる

・少ない証拠金で取引ができる

向いている人

・長期間じっくりと投資したい

・少ない証拠金で取引したい

 

まとめ

今回は、自分がCFDを運用していくというよりは勉強のためざっくりとまとめてみました。

あくまでも自分の理解用と不明点の確認のためのものなので見る人によって過不足はあると思います。

株価指標の時間外の動きとしてCFDのデータが示されており、その仕組みについて疑問を持ったところから始まっています。

今後、リスクヘッジとしてのCFDの使い方などに向いても勉強していきます。

 

(参照)

http://www.jsda.or.jp/anshin/risk/cfd/index.htmlhttps://ja.m.wikipedia.org/wiki/店頭デリバティブ

https://hanamaru-fx.jp/column/7/

https://hal-kabu.com/nikkei-cfd

https://www.okasan-online.co.jp/fop/products/nydow.html